2006-08-02 東下り 雑記 『伊勢物語』第九段 その男、身を要なきものに思ひなして、京にはあらじ、あづまの方に住むべき国求めにとて、行きけり。 もとより友とする人、一人、二人して行きけり。道知れる人もなくて、まどひ行きけり。 私も、もとより「要なき身」ではあるのだけれど、その事実をまるごと淡々と受け入れるのはちと辛すぎるか。