2007-01-01から1年間の記事一覧

昼休み、向かいのビルを眺めていた。

白い壁からの照り返しが窓越しにデスクに置かれたペットボトルにまで届いており、そして場違いなまでに抜けるような青空が窓の外にはあった。 はるか昔、まだ生まれる前の昔に、いつか自分がこういう光景を目にしたような気がしていた。どこか大きな建物の中…

自傷他害の虞あり。

最近「自決」という言葉の意味を噛み締めている。苦しみで人は死ぬのか。悲しみで人は死ぬのか。絶望で人は死ぬのか。愛によって死ぬか。そうかも知れない。しかし、それらの死についてさらに言えば「自決」の理由というものは、いかがわしく、嘘くさい。む…

窓の外の光景が私を脅かす。

窓の外に広がる、自分とは何の関係もない光景が、あるいは何%かは関係のある光景が、私を脅かす。 その窓から見えるのは、物知り顔に列なして居並ぶ甍。いつまでも、どこまでも渝らざる甍。そして、それ越しに見えるのは、やがて死に行く患者の病室の明かり…

今日はクリスマス

神様が産まれた日。

時間が流れている。

まるで、水の流れる音に耳を澄ますように、時間の流れる音に耳を澄ませている。 そんなふうにしていると、雑念という名の雑草がみるみるうちに繁茂して、あっという間に極彩色の熱帯性ジャングルを形成する。なんとしても蔓に絡め取られないように、なんとし…

悲しみも苦しみ憎しみも、ぜんぶ、粘土細工のように

てのひらに乗せて、慈しむ朝。

マルチタスク

昼弁当を食いながら、モニタを見た。 ラジオを聴きながら、文庫本を読んだ。 快楽に遊びながら、この地獄をめぐった。 愛の言葉を探しながら、吉野家の24時だ。 iPodを曲送りしながら、ステアリングを握った。 携帯に没頭するふりしながら、周囲を盗み見た…

ネットというのはつくづく怖ろしいものだ。

今朝、職場に着いてネットをつらつら覧るに、なんと私が昨日酔っぱらって書き散らかした文章が当ブログにアップされていた。しかのみならず、このような辺境の地にまではてなスターがついていたのである。それにしても読めば読むほど支離滅裂な文章だった。…

会者定離

いつも思い出しながら、いや、思い出そうとして思い出せないまま、不相応な涼風が、皮一枚だけを冷やして過ぎてゆく。 煙のように薄く薄く、しかし連綿と続いていたのは何だったのだろうか。 夜の月を観て死の静かさを思う。然り。しかし昼の月を観て思うの…

これから行おうとする犯罪でも、恋愛でも、仕事でも

とにかく、論理的に考えることをまず是とせよ。可能な限り収集できるデータを確保。 で、データを収拾ししおえたら、第2段階に移行。 全部のデータを突き合わせる。適合不適合。これをあらかじめ用意し示しておいた仕様にてらして決定する. 話はそれだけだ…

交換可能性

ずっと以前から、「交換可能性」あるいは「交換不可能性」ということを考え続けてきた。 そして、これからもずっと考え続けることになるのだろう。 車のタイヤがパンクすれば、交換する。 パソコンがクラッシュすれば、交換する。 ある店のサービスに瑕疵が…

また、twitter始めた。

先日の、id:lovecollさんのエントリ見て、気が変わった。

もうあかん

なんでさっき上げたエントリを削除されちゃったのかなあ…真引きさん。 たった一行のエントリだったけど、私のいまの心境にぴったりくる言葉だった。不思議だ。 私のこのエントリもまた、自己満足の感傷に過ぎないのかな。 ねえ、真引きさん、答えてよ。

誰かの美しい思い出となりおおせることも、その人にとってひとつの供養になり得る。

ぜえぜえ…

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ねとらじ展望

寝付けない夜には、無音のなかじっとしているよりも、何か音を流しておくと寝付きがよくなる。行方不明になった対象を意識=感覚が探している状態というのは、結果的にその意識=感覚が研ぎ澄まされてゆくことを招くので、ノイズでもいいから意識=感覚が把…

カプリース

夏が高らかにその終わりを告げ、雲間からの陽光がもたらしているのだろう余熱と、それに相反し冷涼として通る風が、またもや訪れるはずの季節という反復を想起させる。そして私は、iPodを耳に突っ込んで、相も変わらず縁側に腰掛けたり横たわったりして、そ…

リインカーネーション

生きることとは、13階段を一歩、また一歩と登り進めていくようなものだということは、もはや衆目の一致するところだが、人が死に至るのは何も13階段を登り詰めたそのてっぺんにおいてだけではない。人は、13階段を一段登るたびに死に、また一段登るたびに生…

光景

あわせても読まれない。

梅雨の晴れ間

昼休み、向かいのビルを眺めていた。 白い壁からの照り返しが窓越しにデスクに置かれたペットボトルにまで届いており、そして場違いなまでに抜けるような青空が窓の外にはあった。 はるか昔、まだ生まれる前の昔に、いつか自分がこういう光景を目にしたよう…

けろやん。こないな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 見えないトラバは通ってないのかなあ? ∧_∧ (´・ω・`)ショボーン O^ソ⌒とヽ (_(_ノ、_ソ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

けろやん。氏の最新エントリについて

敬愛すべきけろやん。氏の今日のエントリについて、気になった点があったのでメモ。単なるメモなのでリアクションは特に求めません。 Befor 今頃、パソコンをバソバソ叩きながら歯がしり、来走りしてるのだろうな、ぷ! After 今頃、パソコンをバソバソ叩き…

ハロー、グッバイ。

日記を書かなくなって随分の時間が過ぎていた。 時の流れは、これほどまでに速いものであったのか、 という感慨などはなかった。 時の流れとは残酷なもので、そこに生きる無数の人々に僅かな欠員が生じたところで、時間の流れの中でいつしかそれは忘れ去られ…

twitter始めた。

何が面白いんだか分からない。ま、何事も経験。

ソルヴェイグの歌

もう1ヶ月近く前の話になるが、YouTubeでアニメ「Hellsing」を観ていた。その途中で流れていたある挿入曲が心に留まった。YouTube - hellsing episodio 8-b 上の動画の真ん中より少し前、セラスとアンダースがヘレナの部屋を訪れたとき流れている曲である。…

サルナスの少年

この世界の涯、サルナスの夜明け。それは、漆黒の丘の縁からゆっくりと忍び寄り、不思議な影を形作る木々の幹をとおして朧気に姿を現し、目覚めはじめた谷間の小屋から立ち上る煙の高い柱の頂上に触れ、そうして、あまりにも広大すぎる草原を一気に黄金に染…

Gadget! Gadget!

昨日から今日にかけてネットスペースは、そのニュースに席巻された。 どのニュースサイトを見ても、iPhoneの話題で持ちきりだった。それだけ衝撃的なニュースだったということだろう。米Apple、OS Xが動作するiPod機能内蔵の携帯電話「iPhone」 http://www.w…

外に降る1月の雨

昼間から降り続いている雨が、夜になって少し強くなってきた。 あまつさえ風も強くなっていて、辺りに叩き付けられる風雨の音が、波状になってここまで聞こえてきている。 いままで長い間、雨の音をじっと聴いていた。 ひたすら聴いていた。 単調に降り続く…

POLYSICS - You-You-You PV

音が鳴って 届いてて それがあとに 繋がったりね 歌う言葉と 見える景色と そんなことより 眠いね 雨が去って 驚いて 外が晴れて 疑ったりね 傘を買うとか 気を付けるとか もう散々 ふるって You-You-You まずは丈夫になるって 早く大きくなるって